「ロンドン橋落ちた」"London Bridge is falling down" ザーグース、トラディショナル・ナーサリー・ライム:伝統的な童謡 ロンドンを流れるテムズ川(the River Thames)にかかる 初期は木造であったため、流失や焼失が繰り返され何度も橋が架けられては倒壊した 13世紀頃(12ともある)「強い石」で作られた橋が建設されて安定 1750年にウェストミンスター・ブリッジが架けられるまで唯一の橋だった 建築家のジョン・ウォーレムにより設計 1967年から1972年にかけて建築が進められ、エリザベス女王2世により1973年に開設された。 London Bridge is falling down, Falling down, Falling down. London Bridge is falling down, My fair lady. ロンドン橋、落ちた 落ちた、落ちた ロンドン橋、落ちた マイ・フェア・レイディー ****** 1659年の劇 この童謡について最も早く言及された例 1720年までには、この歌が子供たちに連関づけられて記録されるようになった。 1744年ごろ 『トミー・サムのかわいいソングブック』(Tommy Thumb's Pretty Song Book)にて 最も始めにテキスト化されたとみる。この時点ですでに広く定着していた可能性もある。 1013年、ロンドン橋はエセルレッド2世「無思慮王」と同盟者のノルウェー王オラーフ2世により、 デンマーク王スヴェン1世の侵略軍を分断する目的で焼き落とされた。 (=11世紀のサクソン人・ヴァイキングの攻め込み) ※1225年ごろスノリ・ストゥールルソン『Heimskringla(ハイムスクリングラ』 (神話時代から書き起こされたノルウェー歴代諸王のサーガ集)中に記録 その際にノルウェー人詩人のオッタル・スヴァルテによる物語詩 「ロンドン橋は、落ちた 黄金は、かくかくたる栄誉を勝ち取り、、、(以下略)」を引用している □⇒強い橋が造りだされる Take a key and lock her up, あの娘を鍵で、閉じ込めろ、閉じ込めろ あの娘を(鍵で)閉じ込めろ How will we build it up, Build it up, Build it up? どうやって建てよ? Build it up with silver and gold, 金と銀で建てろ Gold and silver I have none, 金も銀もないよ Build it up with needles and pins, 針とピンで建てろ Pins and needles bend and break, 針とピンは弱い、曲がって、折れる Build it up with wood and clay, 土と木で建てろ Wood and clay will wash away, 土と木も弱い、流れて、落ちる Build it up with stone so strong, 強い石で建てろ Stone so strong will last so long, 強い石なら、長持ち、するよ □⇒番人を置く も一度建てよう 鉄の橋建てろ 鉄で造れば、曲がって、落ちる 鉄は曲がるぞ 金と銀で造りゃ、ドロボウが、盗るぞ 見張りを立てろ、夜通し、立てろ 心配なのは、見張りが、寝るぞ タバコをふかし、夜通し、起きろ タバコで、起きろ ■1269年ヘンリー3世はエリナー・オブ・プロヴァンス王妃に通行課税権tolling rightsを与えた。 彼女は、税によって作られた基金を実際には施設の維持に使わなかったので 有名な、「フェア・レイディー」(高貴なご夫人)なのである。したがってこの歌の続きは ロンドン橋の再建のための「マイ・フェア・レイディー」との問答になっていると考える。 ■「フェア・レイディー」を「閉じ込め」るというくだりは、 橋の強度を魔術的な方法によって高めるために 橋の基礎に死んだ処女を埋めるという古いしきたりに言及している SUZUMOTO HITOSHI'S BLOG http://suzumoto.s217.xrea.com/archives/2006/08/london_bridge_is_falling_down.html □⇒試行錯誤した結果、番人を置く Build it up with wood and clay, 木と泥で作れ Wood and clay will wash away, 木と泥じゃ流れる Build it up with bricks and mortar, 煉瓦(れんが)と漆喰(しっくい)で作れ ※mortarは漆喰、谷川俊太郎はここを「れんがとすなで」と訳している。 Bricks and mortar will not stay, 煉瓦と漆喰じゃ崩れる Build it up with iron and steel, 鉄や鋼(はがね)で作れ Iron and steel will bend and bow, 鉄や鋼じゃ曲がる Build it up with silver and gold, 銀と金で作れ Silver and gold will be stolen away, 銀と金じゃ盗られる Set a man to watch all night, 寝ずの番を置こう Suppose the man should fall asleep, 眠くなったらどうする Give him a pipe to smoke all night, パイプでタバコを吸わせろ ■一般にイギリスではbroken downが、アメリカではfalling downが多いよう。 子供が二人でアーチを作り、他の子供がその下を次々にくぐり抜けて、 歌を歌い終わった所で「さ?あ?落ちた」とやるお遊びは 日本には恐らく明治時代に入ってきたものと思われますが、 イギリスでは17世紀頃から行われていたそうです。 ここで捕まった子供は要するに橋を作る時の人柱として選ばれた ■「寝ずの番」というのも実は人柱の意味ではないか ロンドン橋落ちた http://www.ffortune.net/symbol/poem/goose/londonbridge.htm ■テムズ川に流れ込むRiver Leaとする説 ■13世紀ごろに、橋の通行税を取り立てる番人が置かれた 唄の「見張り番」とは、この番人のことを歌っているのかもしれない。 「ロンドン橋落ちた」"London Bridge is falling down" ザーグース、トラディショナル・ナーサリー・ライム:伝統的な童謡 ロンドンを流れるテムズ川(the River Thames)にかかる 初期は木造であったため、流失や焼失が繰り返され何度も橋が架けられては倒壊した 13世紀頃(12ともある)「強い石」で作られた橋が建設されて安定 1750年にウェストミンスター・ブリッジが架けられるまで唯一の橋だった 建築家のジョン・ウォーレムにより設計 1967年から1972年にかけて建築が進められ、エリザベス女王2世により1973年に開設された。 London Bridge is falling down, Falling down, Falling down. London Bridge is falling down, My fair lady. ロンドン橋、落ちた 落ちた、落ちた ロンドン橋、落ちた マイ・フェア・レイディー ****** 1659年の劇 この童謡について最も早く言及された例 1720年までには、この歌が子供たちに連関づけられて記録されるようになった。 1744年ごろ 『トミー・サムのかわいいソングブック』(Tommy Thumb's Pretty Song Book)にて 最も始めにテキスト化されたとみる。この時点ですでに広く定着していた可能性もある。 1013年、ロンドン橋はエセルレッド2世「無思慮王」と同盟者のノルウェー王オラーフ2世により、 デンマーク王スヴェン1世の侵略軍を分断する目的で焼き落とされた。 (=11世紀のサクソン人・ヴァイキングの攻め込み) ※1225年ごろスノリ・ストゥールルソン『Heimskringla(ハイムスクリングラ』 (神話時代から書き起こされたノルウェー歴代諸王のサーガ集)中に記録 その際にノルウェー人詩人のオッタル・スヴァルテによる物語詩 「ロンドン橋は、落ちた 黄金は、かくかくたる栄誉を勝ち取り、、、(以下略)」を引用している □⇒強い橋が造りだされる Take a key and lock her up, あの娘を鍵で、閉じ込めろ、閉じ込めろ あの娘を(鍵で)閉じ込めろ How will we build it up, Build it up, Build it up? どうやって建てよ? Build it up with silver and gold, 金と銀で建てろ Gold and silver I have none, 金も銀もないよ Build it up with needles and pins, 針とピンで建てろ Pins and needles bend and break, 針とピンは弱い、曲がって、折れる Build it up with wood and clay, 土と木で建てろ Wood and clay will wash away, 土と木も弱い、流れて、落ちる Build it up with stone so strong, 強い石で建てろ Stone so strong will last so long, 強い石なら、長持ち、するよ □⇒番人を置く も一度建てよう 鉄の橋建てろ 鉄で造れば、曲がって、落ちる 鉄は曲がるぞ 金と銀で造りゃ、ドロボウが、盗るぞ 見張りを立てろ、夜通し、立てろ 心配なのは、見張りが、寝るぞ タバコをふかし、夜通し、起きろ タバコで、起きろ ■1269年ヘンリー3世はエリナー・オブ・プロヴァンス王妃に通行課税権tolling rightsを与えた。 彼女は、税によって作られた基金を実際には施設の維持に使わなかったので 有名な、「フェア・レイディー」(高貴なご夫人)なのである。したがってこの歌の続きは ロンドン橋の再建のための「マイ・フェア・レイディー」との問答になっていると考える。 ■「フェア・レイディー」を「閉じ込め」るというくだりは、 橋の強度を魔術的な方法によって高めるために 橋の基礎に死んだ処女を埋めるという古いしきたりに言及している SUZUMOTO HITOSHI'S BLOG http://suzumoto.s217.xrea.com/archives/2006/08/london_bridge_is_falling_down.html □⇒試行錯誤した結果、番人を置く Build it up with wood and clay, 木と泥で作れ Wood and clay will wash away, 木と泥じゃ流れる Build it up with bricks and mortar, 煉瓦(れんが)と漆喰(しっくい)で作れ ※mortarは漆喰、谷川俊太郎はここを「れんがとすなで」と訳している。 Bricks and mortar will not stay, 煉瓦と漆喰じゃ崩れる Build it up with iron and steel, 鉄や鋼(はがね)で作れ Iron and steel will bend and bow, 鉄や鋼じゃ曲がる Build it up with silver and gold, 銀と金で作れ Silver and gold will be stolen away, 銀と金じゃ盗られる Set a man to watch all night, 寝ずの番を置こう Suppose the man should fall asleep, 眠くなったらどうする Give him a pipe to smoke all night, パイプでタバコを吸わせろ ■一般にイギリスではbroken downが、アメリカではfalling downが多いよう。 子供が二人でアーチを作り、他の子供がその下を次々にくぐり抜けて、 歌を歌い終わった所で「さ?あ?落ちた」とやるお遊びは 日本には恐らく明治時代に入ってきたものと思われますが、 イギリスでは17世紀頃から行われていたそうです。 ここで捕まった子供は要するに橋を作る時の人柱として選ばれた ■「寝ずの番」というのも実は人柱の意味ではないか ロンドン橋落ちた http://www.ffortune.net/symbol/poem/goose/londonbridge.htm ■テムズ川に流れ込むRiver Leaとする説 ■13世紀ごろに、橋の通行税を取り立てる番人が置かれた 唄の「見張り番」とは、この番人のことを歌っているのかもしれない。