恋愛に嫉妬はつきものです。浮気とまではいかなくても、恋人が異性と楽しそうに話しているだけで、イライラしてしまうものですよね。
そんな嫉妬は、ときに人の判断力を狂わせ、相手を傷つけてしまうことがあります。また自分自身も、とても苦しい気持ちになってしまいます。
人は、どうして嫉妬をするのでしょうか。そのメカニズムを、進化心理学と帰属理論の学術論文を参考にして、解説していきます。嫉妬に悩む人は、ぜひ参考にしてくださいね!
■進化心理学・・・男も女も自分の“子孫”のために嫉妬する
人も動物です。進化心理学的にいえば、人が恋をするのは子孫を残すためです。しかしながら、男性は自分の遺伝子を残すことで生物学的な不確かさに悩まされます。
つまり、その子どもが本当に自分の子どもかどうかは、男性にはわかりません。反対に女性は、自分の遺伝子を残すため、経済的援助を得ることの難しさに悩まされます。
妊娠期間中と出産後の育児期間中、女性は自分と子どもが生きていくためにこれまで以上に男性の保護や援助を必要とするというわけです。
このような男女の悩みの違いは、肉体的か精神的かという浮気の“種類”にともなう嫉妬を生み出します。
当然のことながら男性は、「自分だけの子孫を確実に残したい」という気持ちから、恋人がほかの異性と接触し繁殖する機会を与えてしまうことは避けたいと考えますよね。
そして女性は、自分や子どもを守ってくれる恋人がほかの異性のところに行くことで、自分たちの保護が疎かになることを避けたいは考えます。
よく、“男性は女性の肉体的な浮気を許せず、女性が男性の精神的な浮気を許せない”といわれるのは、このことが影響しているからです。
しかしながら、この点ついて実際に調査をすると、女性の80パーセントが恋人の精神的な浮気に苦痛を示すのに対して、男性の60パーセントが肉体的な浮気に、残りの40パーセントが精神的な浮気に苦痛を示すことがあきらかになっています。
なぜ、男性も精神的な浮気に苦痛を示すのでしょうか。その答えについては、後編で帰属理論の論文をもとに解明していきます。
【浮気ネタ】
※ 信じられない…超真面目な夫が浮気に走る瞬間4パターン【前編】
※ 信じられない…超真面目な夫が浮気に走る瞬間4パターン【後編】
※ 原因から対策まで!知っておきたい「浮気の真実」9つ【前編】
※ 原因から対策まで!知っておきたい「浮気の真実」9つ【後編】
【参考】