2013.6.30 10:00(2/3ページ)

阪神、T-岡田の獲得検討!オリから猛烈売り込み

楽天戦は3打数無安打で1軍昇格後、7タコのT-岡田。水面下で阪神などとのトレード話が進行中(撮影・彦野公太朗)

楽天戦は3打数無安打で1軍昇格後、7タコのT-岡田。水面下で阪神などとのトレード話が進行中(撮影・彦野公太朗)【拡大】

 衝撃&仰天の情報が飛び込んできた。T-岡田を放出! それだけじゃない。オリックスから阪神へアプローチがあり、調査に乗り出していることが明らかになった。

 「話は聞いている。出したがっているらしい。くすぶっているのはもったいない? はなから、拒むつもりはない」

 阪神球団関係者が“進行形”であることを認めた。またパ・リーグの関係者は「うちにも話があったけど、まとまらなかった。オリックスは投手がほしい」と発言。セ・パ関係なく、トレードを持ちかけており、阪神にも打診があったわけだ。

 両チームの利害関係は一致している。阪神は29日の広島戦(甲子園)でサヨナラ勝ちを収めたが、一塁に入る新井は2安打を放ったものの、走者を背負った場面で、2度凡退。相変わらず、チャンスに弱く、「一塁・T-岡田」はうってつけだ。

 一方、楽天と本拠地で対戦したオリックスは、前日(28日)の逆転サヨナラ勝ちの流れに乗れずに完敗。糸井-李大浩-バルディリスの強力クリーンアップを擁しながらも弱投で、日本ハムが勝率5割に復帰したため、パでは唯一の借金チーム(31勝34敗2分け)だ。

 阪神から熱視線を浴びる男は「6番・一塁」で出場し3打数無安打。1軍復帰即先発となった前日から、7打数無安打4三振。“品評会”での内容をどう見るか。オリックスは“即戦力投手”を求めており、岩田クラスを要求すると思われる。

 「これはGMマター。どう判断するか」

 前出の球団関係者の弁だ。カギを握るのは、かつてオリックスで指揮を執り、編成にも携わった中村勝広GM(64)。ここ数年、伸び悩んでいるとはいえ、左の大砲が加われば、ガラリとチームは変わる。8年ぶりの優勝へ大きく近づくことは間違いない。出血覚悟か、それともご破算か…。阪神が決断を迫られている。

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