虎・藤浪、初ナイター！初Ｇ斬り任せた！

キャッチボールする阪神・藤浪＝甲子園（撮影・鳥越瑞絵）【拡大】

　予告先発の発表に超満員の聖地がどよめいた。お決まりだった“サンデー晋ちゃん”がアナウンスされなかった。不調に陥り、岐路に立たされた藤浪に用意された舞台は「７・３」－。ウェンズデーに、本拠地で伝統の一戦のマウンドに立つ。

　「甲子園の方が成績も勝率もいいので、楽な気持ちで臨みたい。ホームグラウンドなので、思い切ってやりたい」

　ブルペン投球を終え、力強い言葉を残した。開幕以降、登板１１試合（中継ぎ１試合含む）は調整を一定にするため、すべて日曜日。だが７月３日に先発復帰が予定されていた榎田の左ひじのアクシデントや、デーゲームが続く疲労も考慮され、ついに禁が破られた。

　中西投手コーチは「（登板変更は）リズムを変えようということです」と説明した。プロ入り後初のナイター。カクテル光線を浴び、曜日だけでなく、気持ちも一新する。さらに巨人戦投入は、首脳陣にとっても今後を占う試金石になる。

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