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いちご団地、基礎補強急ピッチ 8月末完工へ 亘理・山元

強度不足の基礎の上部にセメントを流し込んで補強する作業員

 栽培ハウスに強度不足の基礎が使われていた宮城県亘理、山元両町のいちご団地で、基礎の補強工事が急ピッチで進んでいる。
 亘理町の浜吉田1工区では、今月上旬から工事が始まった。施工業者の大仙仙台支店は40棟のうち22棟の基礎を補強、18棟を入れ替える計画だ。
 補強は土中から掘り起こした基礎の上部に複数の鉄筋を打ち込み、セメントを厚さ約15センチ分流し込んで固める。約50人の作業員が手押し車に入れたセメントを次々と基礎に投入、成形する。作業は7月末まで続く見込みだという。
 両町の団地で判明している不適正な基礎は計約6000個。団地を施工する同社と井関農機(東京)が専門業者から購入し、ハウスを建築中に基礎の鉄筋量が設計より足りないことが分かった。2社は両町に、基礎の補強や入れ替えで予定通り8月末に完成させる方針を示している。
 亘理町いちご団地の参加農家104戸で構成する管理組合の森栄吉組合長は「全農家が9月の定植に間に合うようにしてほしい」と求めている。


2013年06月30日日曜日


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