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【プロ野球】

小川8勝 最下位ヤクルトで奮投

2013年6月30日 紙面から

◇ヤクルト2-1巨人

 ヤクルトの小川が7イニング1失点でリーグ単独トップの8勝目。7安打3四球で毎回走者を背負ったが要所で粘り強く投げた。打線は1−1の7回に代打の田中浩が中前に勝ち越し打を放った。巨人は2失点完投の沢村を援護できなかった。

      ◇

 リニューアルした草薙球場は満員御礼。最初のお立ち台に立ったのはヤクルトの黄金ルーキー・小川だった。強力打線を相手に、1失点に粘ってつかんだハーラー単独トップの8勝目。「自分の球を過信せず、一球一球丁寧に一発を食らわないような投球を心掛けた」と、普段通り淡々と振り返った。

 前回登板でプロ初完封を果たし、この日も5回までゼロ行進。5回は先頭から連打で無死一、二塁のピンチを迎えたが、沢村に全球カットボールで送りバントをさせなかった。6回2死一塁、「完全な失投」という内角高めのチェンジアップをボウカーに捉えられ、あわや本塁打というフェンス直撃三塁打で同点に追い付かれた。それでも後続はきっちり料理。「打たれた後も気持ちを切らさずに投げられた。投手有利の風も吹いていたので大胆に行けた」。両翼100メートル、中堅122メートルと広くなった球場のサイズも、頭に入れていた。

 子どものころは巨人ファンで、高橋由にあこがれていた。その巨人を相手に2戦2勝。「大胆に行くところは行きながらも、場面場面で細心の注意を払い、メリハリをつけた」と振り返った。ハーラートップにも「まだまだシーズン中盤。優勝、日本一が目標なので、通過点と思って、目の前の1勝にこだわっていきたい」。最下位からの巻き返しを誓っていた。 (竹村和佳子)

 

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