陸前高田市の「奇跡の一本松」の保存費用をまかなう募金の額が、27日に目標の1億5千万円を突破した。7月3日の完成式典を前にしての達成で、戸羽太市長は交流サイトのフェイスブックで「この上ない喜び」と報告し、感謝の気持ちを述べた。
市が募金を始めたのは昨年7月。被災した市民の住宅再建などが進まない中、松の保存に税金を使うことに反対する声が根強かったことから、保存のためだけに目的を絞った募金をスタートさせた。
募金は国内外に広く呼びかけられた。できるだけ多くの人に被災地へ気持ちを寄せてもらいたいとの趣旨から、市は大口の寄付を求める企業回りなどはしていない。しかし、被災地のシンボルとして注目された一本松に対し、3千件を超える個人や団体からお金が集まり、募金開始から1年を前に目標達成となった。
募金については、今後も維持管理のための費用がかかるため、市は来年3月までは続けていくことにしている。
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