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川俣伝統の養蚕に理解深める 児童が「繭かき」挑戦

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繭かきに挑戦し養蚕、絹織物について学ぶ児童
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川俣町の富田小(竹之下道子校長)の児童が28日、カイコの繭を収穫する「繭かき」作業に挑戦し、川俣町伝統の養蚕、絹織物業に理解を深めた。
同校では川俣の養蚕、絹織物の文化を伝えようと15年以上前から養蚕学習に取り組み、児童が3年生時に養蚕について学んでいる。
今年は、3日からカイコを学校で繭に育ててきた。繭を収穫した後は煮ほぐし、マリーゴールドで染色、コースターを制作することで生産から製品化までの流れを学ぶ。
同日の繭かき作業には3年生と、来年度に養蚕学習に取り組む2年生の合わせて31人が参加。「蔟(まぶし)」という器具で育った繭を外し、繭を覆った毛羽と呼ばれる製品化できない糸を器具で取り除く一連の作業に取り組んだ。作業後、きれいな繭が出来上がると子どもたちから大きな歓声が上がった。
(2013年6月29日 福島民友トピックス)
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