|
“復興の歌”響かせよう 14年3月に都内でコンサート

|
室井市長に協力を要請した(左から)小沢さん、藤原さん、渡部さん
|
本県出身の音楽家らが活動するNPO法人おんがくの共同作業場(東京)は来年3月16日、都内の新宿文化センターで、福島市出身の詩人和合亮一さんが作詩した「つぶてソング」を歌うコンサートを開く。開催に向け合唱団を立ち上げ、本県と関東で団員を募る。震災、原発事故の影響に苦しむ本県。「音楽で力になれることがある」。県民とコンサートを一緒に作り上げることで復興への力につなげたい考えだ。
コンサートで歌うつぶてソングは、和合さんの詩に作曲家新実徳英さんが曲をつけた楽曲。オーケストラと一緒に合唱する。練習会場は、関東と本県それぞれに設けるが、県内は会津若松市の音楽ホールを使用する予定。練習は9月から始まり、土・日曜に毎月3、4回程度を予定している。
募集するのは同市内で行う練習に参加できる人。小・中・高校生を対象にした子ども合唱団の歌い手も併せて募る。
同市出身で合唱指導を務める予定の渡部智也さん(38)は「復興支援ではなく、互いに練習を重ね、共にステージを作り上げるメンバーとして協力してほしい。一緒に歌うことで絆を深めたい」と話した。渡部さんや同NPOの藤原慶子さん、本県の事務局を務める小沢久美子さんは28日、同市役所で室井照平市長を表敬訪問、練習場所や合唱団立ち上げへの協力を呼び掛けた。
合唱団への申し込み、問い合わせは会津若松事務局(電話080・1828・1957)へ。
(2013年6月29日 福島民友トピックス)
|
|
|