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相馬に漁業者用倉庫が完成 漁具保管や網繕いに活用

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漁業作業の倉庫完成を祝いテープカットする立谷市長(中央)ら
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相馬市の松川浦漁港を利用する漁業者が漁具を保管し、網繕いなどの作業場としても活用する倉庫施設の完成式が28日、同市沿岸部の尾浜地区で行われ、同市から相馬双葉漁協組合に引き渡された。
漁業者の多くが東日本大震災の津波で自宅を失い、漁具の保管や保全作業場所を失った。防災集団移転促進事業では建築に制限があるため市が施設を整備し、同漁協に貸与。漁業者にとって住居と作業場の分離を図る新たな形態となる。
完成した施設は底引き船用の施設4棟で、1棟当たり木造2階建て472平方メートル。1棟につき室内を12区画に分けた。外壁は土蔵風のデザインとなった。
式では立谷秀清市長が「漁業復興への施設、市の新たなシンボルとしても期待したい」とあいさつ。同漁協の山口政明原釜支所長代理が佐藤弘行組合長のメッセージを代読した。鍵の引き渡し、テープカットが行われた。
(2013年6月29日 福島民友トピックス)
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