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【グラニュース】


ケネディ、4発いいね

2013年6月30日 紙面から

 名古屋グランパスは29日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで阪南大(関西学生1部リーグ)と練習試合(40分4本)を行い、7−2で勝った。豪州代表で1カ月離脱していたFWジョシュア・ケネディ(30)が約1カ月ぶりにグランパスで実戦復帰し、4得点の大爆発。エースストライカーが復調をアピールし、中断明けの戦いへ明るい兆しが見えた。

 豪州代表をワールドカップ(W杯)に導くゴールを挙げたケネディが、グランパスに帰ってきていきなり違いを見せた。主力組で80分間プレーし、長期不在のブランクを一掃する4ゴール。「大学生相手とはいえ、一つ一つのゴールが自信になる」と朗らかに笑った。

 らしさが詰まった4得点だ。1点目はCKからのこぼれ球に鋭く反応し、右足で押し込んだ。2点目はクロスを藤本が頭でつなぎ、最後はケネディがヘディングで仕留めた。3、4点目はセットプレーから打点の高いヘッドで決めた。

 「コンディションは何の問題もない。代表でもいいトレーニングが積めていたからね」とケネディ。空中戦での迫力も、ゴール前での嗅覚も、本来の姿に近づいてきた。

 やや不安が残るのは新システム4−4−2への適応度合い。阪南大戦では周囲とのパス交換で相手を崩す場面が少なく、ケネディは「細かい部分は練習で詰めないと」と連係面での課題を口にしている。

 一方でストイコビッチ監督は、「きょうはいいコンビネーションも見られた。4得点は彼自身にとっても、チームにとっても自信になる」と楽観的。7月6日の清水戦まで1週間ある。大きな問題にはならないという見方だ。

 中断前までは動きに精彩を欠いた。ケネディ自身も「代表のことより、グランパスのことを考えないと」と責任を背負い込んでいた。好調ならば一人で試合を決められる男。頼みのエースの復調は、逆襲への強い追い風になる。 (木村尚公)

 

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