神戸・メリケンパークに展示されている復元帆船「サンタ・マリア号」(120トン)の取り壊し作業が28日午前、始まった。
コロンブスの航海で活躍した船を再現し建造され、1991年にスペインを出港。「黄金の国ジパング」を目指した彼の夢をかなえようと、新大陸発見から500年の翌92年にかけ、神戸港まで約3万5千キロを航海した。その後、神戸市に譲られたが、経年劣化でマストなどの倒壊が危ぶまれていた。
同号をめぐっては、元乗組員らが解体の延期や、当時、サンタ・マリア号の誘致に名乗りを上げた岩手県大船渡市への譲渡を求めていたが、神戸市は「傷みが激しく、輸送は不可能。このまま台風シーズンを迎えるのは危険」として工事に踏み切った。
解体作業は7月初めまで続く。市は部品の一部を残して展示する予定で、いかりやかじは大船渡市へ譲る考えを示している。(長谷部崇)
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