2013年03月13日 14時43分
辛坊治郎アナウンサー (C)ORICON DD inc.
(左から)辛坊治郎アナウンサーと、ブラインドセーラーのHIRO (C)ORICON DD inc.
辛坊治郎キャスター、がん転移の疑い「肺に影見つかった」
フリーキャスターの
辛坊治郎(56)が13日、東京・吉本興業本社で、小型ヨットでの太平洋横断挑戦に伴い記者会見を開いた。会見の場で辛坊は、昨年末に十二指腸にがんが見つかり摘出手術をしたことを明かし、さらに「他に転移がないかを調べてもらったら若干肺に影が見つかった」と告白。「4月半ばにCTスキャンを撮りなおして、アウトだったらこの企画がどうなるのかと正直ひっかかりはある」と挑戦を前に不安を口にした。
それでも「医者からは『たぶん大丈夫だろう』と言われています」と強調し、「人生はイベント。イベントのない人生はつまらない」と夢の太平洋横断に思いを馳せた。
辛坊とタッグを組むのは、サンディエゴ在住のブラインドセーラー・HIROこと岩本光弘氏。全盲者とのダブルハンドによる太平洋横断は世界初となる。辛坊は、昨年6月に今回の話を受けたといい、「全部の機器が正常に動けば、HIROさんのシングルハンドでもできる。ただ、故障が起きた時に一人だと難しい」と同行する理由を説明。「主役はHIROさん。私は海の盲導犬。故障が起きた時に治すのが私の仕事」と全力でサポートすることを約束していた。
使用するヨットは、お笑いタレント・間寛平が一昨年の世界アースマラソン時に使ったヨット・エオラス号で、6月16日に福島県小名浜港を出発し、5100マイル離れた米サンディエゴには8月10日に入港を予定している。
辛坊は今回の挑戦のため、年度内で雑誌などの連載を休止。レギュラー番組は出発の直前までなるべく続けるが「4月5月は毎日訓練します」と万全の状態で挑むことを明かした。