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国際
「日本が9700億円支払う」盧武鉉氏発言 07年南北会談議事録
【ソウル=共同】韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領が、2007年10月の第2回南北首脳会談の際、金正日(キム・ジョンイル)総書記に対し、日本が北朝鮮との国交正常化のため100億ドル(約9700億円)を北朝鮮側に支払うとの考えを「ほとんど公の形で」見せている、と述べていたことが25日分かった。
韓国の情報機関、国家情報院が国会に提出し、韓国メディアが報じた会談議事録全文にこうした発言が記されていた。
盧氏は北朝鮮の経済立て直しが重要だとの話の中で「100億ドルは10兆(ウォン)にもならない金だ」と述べ、多額ではないとの認識も示した。
会談では、06年に発足した第1次安倍晋三政権をめぐっても、金総書記が「政権に就くや否や、われわれに急に執念深くなった」と非難した。
盧氏は安倍氏の後を継ぎ当時首相だった福田康夫氏を挙げ「2人は全然違う。安倍首相は拉致問題で政権を取った超強硬(派)で、福田首相は相当柔軟で朝鮮半島との関係を重視している」と述べ、婉曲(えんきょく)に福田政権との接触を促した。
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