朝鮮戦争前後に米韓の間に存在した軍属売春婦における
「在韓米軍慰安婦問題」を取り扱った著書から、米国の反応を抜粋します。

U-K2
















Sex Among Allies
Military Prostitution in U.S.-Korea Relations
1997 
HS.Moon著



wikipedia:在韓米軍慰安婦問題
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%A8%E9%9F%93%E7%B1%B3%E8%BB%8D%E6%85%B0%E5%AE%89%E5%A9%A6%E5%95%8F%E9%A1%8C




(以下抜粋)



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(著書の概要)



朝鮮戦争において、韓国の売春婦は、韓国の文化イメージを形成することになります。


1950-1971年の間、韓国に駐留する米軍兵士6万人に対して
韓国政府が米軍の駐留を奨励しますが、その見返りとして快適さを提供する目的で
米軍兵士に韓国人売春婦を宛てがう事になります。


また韓国政府は、韓国人売春婦を工作員として利用しました。





当時、約100万人の韓国女性がキャンプタウンで働いていましたが
米軍から彼女達は、セックスプロバイダーと呼ばれていました。


韓国政府は米軍兵士から、一般女性を保護するという名目を立てることで
韓国人が、売春の制度化を受け入れた経緯があったことを指摘しています。





ムーン教授は、そこでの韓国人女性の日常的な業務を説明し

韓国軍属売春婦は、韓国人売春凱旋業者と韓国人オーナーだけでなく


韓国政府当局と韓国人医師と同様に、アジア人と米国の利用者による厳しい
身体的な虐待を被っていた実態を明らかにした上で

彼女達売春婦が、政治的で高度な知識も、持ち合わせていたことも指摘しています。





彼女達は、韓国政府の口述する歴史や、集団的記憶を促すことで
韓国政府から、工作活動を課せられていたのです。


そのような流れから1970年代初期には、韓国でキャンプタウンを閉鎖する
米軍追放運動が起きることになります。


しかし、この米軍追放運動において、いくつかの証言に矛盾する人々の存在も指摘されています。


米国の反売春方針を施行した米軍幹部が存在していたこと。


当時、黒人の米軍兵士による証言で、対価を払ったのにも関わらず
韓国人売春婦による劣等なセックスサービスを受けたのは
韓国凱旋業者による差別があったと、訴えたこと。





結果として、韓国人売春婦は、戦争後も苦しめられることになりましたが
最終的には、蔓延した性病を防ぐために、両軍は規則を作ることで合意し
韓国人が経営する病院が、性病の治療を提供し、米軍は職業証明書を求めることで落ち着きます。


ムーン教授の研究は、歴史や政治学者だけに留まらず
米国とアジアの複雑な関係に魅了された読者にとって興味深いものとなるでしょう。





(著書の証拠としたソース)


売春婦、元売春婦、その顧客、米韓の軍事関係者による口述的な歴史認識。









U-K





















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(米国の反応)





・この出版社は、もっと写真を多く使うべきだったね。



・この本には失望させられた。 韓国の性風俗産業の重要な側面を無視していると言えます。
  現在も韓国では、職業的に合法でサービスを提供しており、更には米国で違法に活動しています。
  そういう意味で、この本には矛盾を感じます。



・この本は、軍属売春婦が、過酷で残忍であり、
  また悲劇に生きた、そんな彼女達の実態が描かれていると思う。

  米韓の軍事的な関係の側面において、非常によく描かれていると思います。
  ただ歴史だけでなく、社会的な研究が無かったことは残念です。
  これが、この本の欠点と言えます。











・米国という外国人のために、韓国当局が商業的な売春を提供したことは驚くべき概念だと思います。
  まあ、文書化したことに意義がありますね。



・「世界最古の職業」と呼ばれるテーマにおいては、参考になるかも知れません。



・これはノンフィクションです。







・素晴らしい韓国の歴史です。



・著者の個人的な研究によって、韓国人売春婦が毎日のようにセックスプロバイダーとして扱われ
 嫌がらせをされた方法について記述しています。韓国政府がどのように関わったかを語っており
 実際に駐留した者にとっては、照らし合わせることで非常に興味深い読み物となるでしょう。


・多くの問題を浮き上がらせますが、当時の全体像を理解する手助けになります。










・問題は韓国政府が、国内のセックス産業の社会問題を認識せず
  また被害者を手助けする政策を持っていないことにあります。



・現在でも韓国では、フィリピン人やロシア人を売春施設で働かせては
  韓国人経営者から受ける多くの虐待と、安月給に騙されて、彼女達は苦しめられています。






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著書のソースが口述のみとは、恐れ入りますね。
韓国の構造的な問題を、米国人もよく分かっているようで。