児童待ち伏せか 殺人未遂容疑で再逮捕

6月29日 12時16分

２８日、東京・練馬区の小学校の前で児童３人が男に刃物で首などを切りつけられた事件で、銃刀法違反の疑いで逮捕された男が事件の２０分ほど前には車で現場付近に来ていたことが防犯カメラの映像から分かりました。
警視庁は男が児童らを待ち伏せして襲ったとみて殺人未遂の疑いで再逮捕しました。

この事件は２８日午後、東京・練馬区大泉町の小学校の正門近くの路上で、下校途中の１年生の児童３人がナイフで首などを切りつけられてけがをしたもので、埼玉県内に逃走していた４７歳の男が銃刀法違反の疑いで逮捕されました。
これまでの警視庁の調べで男は車から降りたあと、横断歩道を渡っていた子どもたちを次々と切りつけたことが分かっていますが、小学校の防犯カメラに、男が乗った車が事件の２０分ほど前に現場を通る様子が映っていたことが警視庁への取材で分かりました。
男はその後、現場付近に車を止めていたとみられ、警視庁は男が下校してくる児童を待ち伏せしてナイフで襲ったとみて、殺人未遂の疑いで再逮捕しました。
警視庁によりますと、男は「事件については黙秘します」と供述し、意味の分からないことも話しているということです。
警視庁は事件の詳しいいきさつを捜査するとともに、男に刑事責任能力があるかどうかについても調べています。