“手渡し詐欺” ２８００万円被害

6月29日 21時53分

神奈川県横須賀市のお年寄りが息子を名乗る男からの「電車にかばんを忘れたので金を用意してほしい」といううその電話を信じて、現金２８００万円余りをだまし取られ、警察は、詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、今月２０日、横須賀市の８６歳の女性の家に、息子を名乗る男から「大切な書類が入っているかばんを、電車の中に置き忘れた。２００万円を用意してほしい」と電話がありました。女性はこれを信じて、その後、家に現れた息子の同僚を名乗る男に現金２３０万円を手渡しました。その翌日にも、再び「２０００万円を用意できないか」という電話があり、家を訪れた同じ男に、さらに２６００万円を手渡したということです。
女性は、２９日になって息子が家を訪れたことから、だまされたことに気付いて警察に届け出ました。現金を受け取りにきた男は年齢が２０代から３０代で、紺色のスーツを着ていたということで、警察は詐欺事件として捜査しています。