'13/6/30
旧井笠鉄道のバス5系統廃止
福山市は、経営破綻した井笠鉄道(笠岡市)のバス路線を継承して運行中の17系統について、10月以降は5系統を廃止し、2系統を乗り合いタクシーに切り換える方針を決めた。乗客が少ないことや、他の路線と一部重複しているのが理由とみられる。7月上旬の市生活バス交通利用促進計画推進委員会で正式に決め、中国運輸局に申請する。
廃止するのは、JR福山駅前から大谷台など市東部の団地までを結ぶ4系統と、大門から笠岡市の茂平工業団地までを結ぶ1系統の計5系統。市は団地線4系統は他のバス路線と大半が重なり、廃止の影響が少ないと判断したとみられる。茂平工業団地線は利用が少なかった。
乗り合いタクシーは、福山駅前を出発して神辺町を経由する2系統に導入する。収益率が低いことから廃止の候補路線として地元との協議を重ねていた。タクシーは、現在のバス路線とは違うルートで走行する。今後の収益を踏まえて、1年後にあらためて減便や廃止などについて検討する。