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中国・習主席 ウイグル族抑え込みへ
6月29日 18時3分

中国・習主席 ウイグル族抑え込みへ
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中国の新疆ウイグル自治区で暴力事件が相次いでいることを受けて、習近平国家主席は事態の速やかな収拾を命じ、経済格差や宗教活動の制限などに対するウイグル族の不満を力で抑え込む構えを示しています。

中国の新疆ウイグル自治区では、今月26日に東部のトルファン地区で刃物を持った集団が警察施設などを襲い、市民や警察官合わせて35人が死亡したほか、28日も南部のホータンで、武器を持った集団が騒乱を起こしたと伝えられました。
こうしたなか、地元政府系のメディアは、29日、習近平国家主席が事態の速やかな収拾を命じ、これを受けて、自治区政府が治安対策を強化するよう関係部門に指示したと伝えました。
ホータンでは、28日の夜から政府系の機関やホテルなどに電話がつながりにくい状態となっているほか、インターネットでは一連の事件に関する現地からの書き込みが次々と削除されており、当局が情報統制を強めています。
新疆ウイグル自治区では、イスラム教を信仰するウイグル族が人口の半数近くを占める一方で、経済面で主導権を握る漢族との格差や、宗教活動の制限への不満を募らせています。
これに対して、習近平政権はすでに大量の治安部隊を各地に投入して監視や取り締まりを強めており、ウイグル族の不満を力で抑え込む構えを示してます。

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