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米 チベットの人権状況に懸念6月28日 17時6分
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アメリカ政府は、中国駐在のアメリカ大使がチベット自治区を訪問したことを明らかにするとともに、人権状況が悪化しているとして強い懸念を示しました。
アメリカ国務省のベントレル報道部長は27日、中国駐在のロック大使が25日から28日の日程でチベット自治区を訪れたことを明らかにしました。
そして、現地で当局者と面会し、外交官や外国人記者などが訪問しやすくするよう改善を求めるとともに、チベット族の人々の宗教や文化の伝統を守るよう求めたということです。
そのうえでベントレル報道部長は、中国政府による締めつけに抗議するチベット族の焼身自殺が相次いでいることに触れ、「チベットの人権状況の悪化をわれわれは懸念しており、ダライ・ラマ14世らと実のある対話を行うよう中国政府に求めている」と述べて、中国に歩み寄りを求めました。
中国政府がアメリカの駐中国大使のチベット訪問を認めるのは、2010年9月以来、3年ぶりだということです。
アメリカ政府は、中国での信教の自由を巡る状況は悪化していると指摘するなど人権状況について懸念を強めており、引き続き改善を求めていくことにしています。
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