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最終更新:2013年6月29日(土) 0時54分

逮捕の男「ナイフ、悪いことには使っていない」

逮捕の男「ナイフ、悪いことには使っていない」

 28日午後、東京・練馬区の小学校近くの路上で男が刃物で児童に切りつけ、児童3人が首などにけがをしました。男の身柄は、まもなく確保されました。

 新しい男の供述が入ってきました。逮捕された男は「ナイフは2本持っていたが、悪いことには使っていません」と、切りつけ事件への関与を否定しているということです。

 事件が起きたのは28日午後1時40分ごろで、集団下校しようとしていた小学1年生の男子児童3人がいきなり、男から刃物で切りつけられました。3人はいずれも病院に運ばれましたが、このうち、6歳の児童2人が首を切られて軽いけが、7歳の児童は右ひじを切られて、傷が筋肉まで達しているということで、大けがとみられます。男はその後、現場から乗用車で逃走しました。

 男の身柄確保のいきさつですが、現場に居合わせたトラックの女性運転手がしばらくの間、乗用車を追跡し、ナンバーを覚えていたため、110番通報したということです。そして、午後2時半ごろ、現場からおよそ10キロ離れた埼玉県三芳町の路上で、走行中の乗用車を埼玉県警の捜査員が発見し、車の中から果物ナイフが見つかったため、駆けつけた警視庁の捜査員が銃刀法違反の疑いで男を現行犯逮捕しました。

 逮捕されたのはこの乗用車の所有者で練馬区に住む47歳の男で、児童が切りつけられた事件については関与を否定していて、警視庁は今後、殺人未遂の疑いも視野に調べを進める方針です。(28日18:33)

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