憲法と、
岐路に立つ憲法。その60年余を見つめ直します
【社会】小1の3人切られけが 集団下校、交通指導員が立ち向かう
二十八日午後一時四十分ごろ、東京都練馬区大泉町三の区立大泉第一小学校前の路上で、下校途中の一年の男子児童三人が男に刃物で切りつけられ、重軽傷を負った。男は車で逃走したが、約三十分後に北西に約十キロ離れた埼玉県三芳町内で身柄を確保され、銃刀法違反の疑いで警視庁に現行犯逮捕された。六歳の児童二人が首を切られ、うち一人が入院、もう一人の児童(7つ)は右ひじを切られて重傷。いずれも命に別条はない。 同校では、一年生児童を集団下校させていたことに加え、近くにいた交通指導員の広戸勇さん(71)が誘導用の旗で男に立ち向かったため、人命を失うという最悪の結果を避けることができた。 警視庁によると、逮捕されたのは、同校近くに住む職業不詳の男(47)。車内から長さ約九センチのナイフ二本が見つかったが、男は「ナイフを二本持っていたが、悪いことには使ってない」と児童への切りつけを否認している。警視庁は殺人未遂の疑いで男を追及する一方、男に精神疾患で入院歴があることから、責任能力の有無を含めて調べている。 捜査一課などによると、男は正門前に車を止め、信号待ちしていた児童らに無言のまま刃物で切りつけた。異変に気付いた広戸さんが男に立ち向かい、もみ合いになって男は逃走。現場に居合わせた女性が追跡、ナンバーなどを警視庁に通報した。男は関越自動車道で逃走したとみられ、緊急配備を敷いた埼玉県警が男を確保した。 事件現場は、西武池袋線大泉学園駅から北東に約二キロの住宅街。 PR情報
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