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「福島の原発全基廃炉に」佐藤知事、東電社長に詰め寄る

 「福島県内の原発全基廃炉を表明してほしい」。佐藤雄平福島県知事が28日、県庁であった広瀬直己東京電力社長との会談で、廃炉を求めて詰め寄った。普段、公式発言に積極性を示さず、「発信力不足」と映りがちな知事。この日は「全基廃炉は県民の総意」と譲らず、粘り腰を見せた。
 佐藤知事は会談で「東電の姿勢が県民に分かるように示してほしい」と全基廃炉を求めた。広瀬社長は「国のエネルギー政策の中で判断させていただきたい」と従来の見解を繰り返した。
 佐藤知事は引き下がらず、「全基廃炉は何度も申し上げた。東電の姿勢を示してほしい」と詰め寄った。広瀬社長が「原発は40年、50年、国策民営で進められた。全ての状況判断した上で」とかわそうとすると、「社長の考えは?」と畳み掛けた。
 広瀬社長は「全く未定です」と2度繰り返し、最後は「すみません。毎度、同じ答えで」とたじたじだった。


2013年06月29日土曜日


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