南相馬の化学工場で火災 トルエン燃える 付近で一時避難
28日午後4時55分ごろ、南相馬市原町区小浜字間形沢100、化学メーカー三和化学工業本社・原町工場(栗原猛社長)の6棟ある工場の一棟から火を出し、鉄筋コンクリート造りスレートぶき三階建ての一部を焼いた。けが人はなかった。
約3時間後に消し止めるまで、製造していた紫外線吸収剤からごみを分離するのに使う有機化合物のトルエンが燃えたとみられ、海岸近くにある工場から煙が西側の市街地方面に流れた。市は異臭で気分が悪くなる恐れがあるとして、防災無線などで市民に屋内退避を呼び掛けた。工場付近の道路は一時通行止めになった。近くの住民は一時避難した。
南相馬署と原町消防署で火災の原因などを調べている。29日に現場検証を行う。
同社によると工場内の製造プラントから突然、黒煙が上がり、炎が大きいため初期消火はできず、消防に通報した。出火当時、敷地内にいた従業員28人は避難せず、現場での対応に当たった。
近くに住む住民の一人は「化学工場の火災は気持ちのいいものではない。心配だ」と煙の先を見詰めていた。
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