自分を束縛するものについてしばしば考えます。
時間と場所
働く上で自分を縛る、大きな要因は「時間」と「場所」の2つです。
フリーランスになり、僕は時間と場所の自由を手にしました。今では奥さんが体調を崩したとき、すぐに迎えに行けたり、家で看病できるようになりました。
「大切な人を大切にできる」環境を得るためには、まず時間・場所からの開放を得る必要があります。ビジネスパーソンの在宅勤務を進めることは、日本の幸福度を高める手っ取り早い方法だとすら僕は思います。
これは僕個人の話ですが、時間と場所が自由になったことで、仕事自体も楽しくなりました。いつ・どこで働いても良いという裁量は、クリエイティブな仕事をする上ではとても重要です。
自分と関係がない電話も取らなくてはいけない騒がしいオフィスで、集中して文章が書けるとは思えません(僕は基本自宅で仕事しています。単身者が多いマンションなので日中は超静かです)。
お金にまつわる「しがらみ」
時間と場所から開放されても、お金によって縛られることもあります。これはとっても難しい問題です。
例えば、ある仕事をする際、不相応にお金を貰っているような感覚を抱く瞬間があります。その度に僕は「これちょっと貰いすぎかも…。頑張らなきゃな」と自分を奮い立たせることになります。
それ自体は仕事のパフォーマンスを高めるために重要なことですが、相手側に「あいつは金銭分働いていないな」と思われてしまう可能性もあるので、何だか妙な緊張関係が発生してしまいます。
また、逆のパターンで「これしか貰っていないのになんでこんなに働かなきゃいけないんだ」という事態も起こりうるでしょう(僕は未経験ですが)。
仕事における一般的な話ですが、お互いが納得できる水準で、継続的に金銭を授受するのは、本当に難しいことです。
僕が広告・アフィリエイトによるマネタイズを模索しているのはそんな理由もあります。
広告やアフィは、お金を貰う際に「責任」は発生しません。顔の見えるクライアントは不在で、自分の前にはシステムしか存在しません。お金を貰う際には、こうした匿名性が心地よいこともあるのです。
「ノマド」のすすめ
僕にとって「ノマド」なるものは、この「時間・場所・お金のしがらみ」から開放される生き方です。
自分が責任を負える範囲で、大切な人を大切にしながら気持ちよく生きていく、そういう価値観です。
時間と場所の自由は手にしましたが、お金のしがらみはまだ抜けきれていません。
顔が見えるお客様とやり取りをするのは楽しく、学び多いことなので、今後も続けていきます。
要するに問題は価格設定なので、いっそタダ同然くらいでも問題なく動けるくらいまで、「システム」から得られる収益を大きくしていきたいと考えています。現在は月間10万円程度なので、もっと更新して頑張ります。
皆さんは「時間・場所・お金のしがらみ」から開放されていますか?そのための努力を行っていますか?
ぜひツイッターやフェイスブックでご意見をお聞かせください。
関連本。グローバルに飛び回れるようなハイパーノマドになるために。