震災関連の預金残高増 県内8信金・4信組が決算まとめ
県内の8信用金庫、4信用組合は25日までに総代会を終え、2013(平成25)年3月期決算が出そろった。東日本大震災による保険金、義援金などの入金により全ての信金、信組で預金残高が増加した。
福島信金、会津信金は減収増益、郡山信金は減収減益ながら、3信金とも9期連続の黒字となった。あぶくま信金は、顧客が東京電力福島第1原発事故の賠償金を預け入れたことで、預金残高が前期比25.8%増と大幅に増加、純利益は過去最高の20億4900万円となった。須賀川信金は、施設等復旧補助金を特別利益に計上したことなどから、純利益が増え、2期ぶりの黒字決算となった。一方、ひまわり信金は震災の影響を考慮し、厳格な自己査定をもとに不良債権処理を実施するなどしたため、7期ぶりに赤字決算となった。
(2013年6月26日 福島民友トピックス)
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