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スポーツで観光業復活へ 相馬で推進協設立、施設を活用

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スポーツ施設を活用し、誘客を目指す相馬スポーツツーリズム推進協議会の設立総会
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相馬市の観光業復活へスポーツを組み込んだ取り組みを―。相馬商工会議所や市観光協会、市、スポーツ団体、旅館組合など25団体による相馬スポーツツーリズム推進協議会が27日、立ち上がった。東日本大震災による沿岸部の観光復興が数年では見通せない中、スポーツ施設や市内にある資源を活用する新たな方策で誘客を図る。
同市の観光の柱だった松川浦の潮干狩りは、2010(平成22)年度に延べ3万928人、原釜尾浜海水浴場は5万6524人の入場者数があったが、震災で壊滅的被害を受け、利用できない状況。観光施設の早期復旧が困難な中、宿泊施設は復興作業員らの利用で一時的に回復したが、市全体の交流人口拡大をどう図るかが課題となっている。
一方で市内のパークゴルフ場は12年度10万3679人の利用者数となり10年度から約2万7500人増加。今年10月中旬には国際サッカー連盟(FIFA)と日本サッカー協会(JFA)の支援で光陽サッカー場に天然芝ピッチが整備されるなど、新たな観光資源として期待される。
(2013年6月28日 福島民友トピックス)
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