ECB、必要ならばさらに行動する用意-ノワイエ仏中銀総裁
6月28日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー、ノワイエ・フランス銀行(中銀)総裁は、ユーロ圏経済を支えるために必要であればECBにはさらに行動する用意があると表明した。
ノワイエ氏はスペインのリンデ中銀総裁と参加したマドリードでのイベントで、「ECB政策委員会は、必要な限り緩和的な金融政策を維持すると強調してきた」とした上で、「われわれには行動する用意がある」と言明した。
債券購入計画のアウトライト・マネタリー・トランザクション(OMT)の発表について、「非常に強いインパクトがあったことは疑いの余地がない。銀行と企業は資本市場へのアクセスを回復したし、スプレッドは大幅に縮小した」と語った。
同氏はさらに、「この新しい政策手段はユーロ圏の金融環境を大きく改善させた。将来の投機的な攻撃に対する堅固な防御壁になる」と述べた。
原題:Noyer Says ECB Policy Makers Are Ready to Act Again IfNeeded(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:マドリード Angeline Benoit abenoit4@bloomberg.net
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更新日時: 2013/06/28 22:43 JSTニュース一覧
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