【山村哲史】前社長が1月に解任された広島電鉄の株主総会が27日、広島市中区の本社で開かれた。後任の椋田昌夫社長が「ご心配をかけ、おわび申し上げます」と陳謝したが、株主からは詳しい説明を求める声が出たという。同日付で取締役を退任した越智秀信・前社長は「病気療養中」として姿を見せなかった。
総会は非公開で、近年では最多という182人(前年は146人)の株主が出席。同社によると、解任の説明を求められた椋田社長は「運賃の引き上げなどを独断で進めた」と理解を求めたという。
同市安佐南区の株主の男性(53)は「解任はどうかと思うが仕方がない。民主的にやってほしい」。広電OBという同市中区の男性株主(80)は「前社長は、ビジネス界のなれ合いを破ろうとした。解任は暴挙だ」と語った。
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朝日新聞広島総局
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