2013参院選・宮城:民主・海江田代表が訴え 仙台で街頭演説 /宮城

毎日新聞 2013年06月28日 地方版

 7月4日公示、同21日投開票予定の参院選に向け、民主党の海江田万里代表が27日、仙台市を訪れ、街頭演説を行った。海江田氏は「民主党のマニフェストのテーマは暮らしを守る力になること。(好)景気が長続きをして一人でも多くの人が実感できるものにしないといけない。それは安倍(晋三)政権ではできない」と訴えた。

 参院で安倍首相への問責決議案が可決され、電気事業法改正案などが廃案となったことについて、海江田代表は「安倍さんは喜色満面。『ほら見たことか。大事な法案が成立しなかったじゃないですか。参院選でねじれを解消させてください』と言った(記者会見)原稿は、昨日の早い段階でできていた。政府と自民党がシナリオを書いて、遮二無二その方向に走ると決めていた」と批判した。

 また、「(自民は)公共事業を積み増し、(復興現場は)人手不足になって原材料費が上がった。人への投資が一番見返りがある。それによって社会保障制度が維持される」と、非正規雇用対策や中小企業支援の必要性を訴えた。

 また、立候補表明している現職の岡崎トミ子氏は「(民主党は)健全野党として自民をチェックする。自民に全部任せたら憲法は改正され、人権がないがしろにされる」と訴えた。【金森崇之】

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