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広島電鉄株主総会、前社長解任劇に質問集中

2013/6/28 0:39
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 広島電鉄は27日、広島市の本社で定時株主総会を開いた。株主からは1月に越智秀信前社長を「独断的な業務執行」を理由に解任した経緯の説明を求める質問が集中。会社側の議案はすべて承認されたが、「解任のやり方がおかしい」「(前社長のような)経営のスピード感を維持できるのか」といった現経営陣への注文が相次いだ。

 出席者は182人と過去10年で最多だったが、所要時間は1時間36分と昨年より29分短かった。非常勤取締役からの退任が正式に決まった越智前社長は「病気療養のため」(同社)欠席した。

 広電や株主によると、総会の冒頭、椋田昌夫社長が突然の社長交代について「ご迷惑をかけておわびする」と陳謝した。株主からは「クーデターではないのか」など解任に関する質問が集中。椋田社長は緊張した面持ちで、運賃引き上げなどの重要事項を取締役会を経ず決定し、対外発表したことなどで「正当な業務執行に支障をきたした」と理由を説明した。

 「越智社長に具体的にどのような法令違反があったのか」という質問に対しては、監査役が「法令違反は認められなかったが今後、業務に支障をきたす可能性はあった」と回答した。

 男性株主(53)は「(前社長を含め)慎重に経営体制について話し合うべきだったのでは」と指摘。別の男性株主は「従来の仲良しこよしの役員同士で迅速な決断ができるのか」と疑問を投げかけた。「前社長は独断的すぎたので、今後に期待したい」(男性株主)と現経営陣へのエールも聞かれた。

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越智秀信、広島電鉄、椋田昌夫、前社長、株主総会

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