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福島県沖の海面に浮かべた風車で発電する「浮体式洋上風力発電」の実証研究で使われる風車が28日、福島県いわき市の小名浜港に向けて東京湾を出発した。三井造船の千葉事業所(千葉県市原市)での組み立て作業がこのほど終わり、ドックから海に出した風車を船で曳航(えいこう)して運ぶ。
三井造船がつくった高さ32メートルの鋼鉄製の浮体の上に、日立製作所製の直径80メートルの風車をのせた設備で「ふくしま未来」と名付けられた。経済産業省の委託事業で、海に浮かべた風車による発電として、世界初の実用化をめざす。10月に発電を始める予定だ。
小名浜港で風車の調整試験などをした後、福島県沖約20キロ、水深約120メートルの海上に船のように浮かべ、浮体と海底を鉄のくさりでつないで設置する。浮体の半分が水面下に沈む設計で、最大2メガワットの発電能力がある。
このプロジェクトは丸紅や東京大学など11の企業・団体が共同で進めている。(木村裕明)
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朝日新聞社会部