最近のディーゼル車には触媒が付いていて燃焼ガスをきれいにしてから排出する様に出来ています。
それがドライバーさんや運行管理の方々を悩ませている原因になっています。
というのはDPF(DPD・DPR)ランプが点滅していたかと思うと、
突然エンジンチェックランプが点灯してエンジンが吹けなくなってしまうからです。
従来とは違った内容でドライバーさんが車の事を理解しなくてはいけなくなっています。
そこでDPF・DPD・DPRなどの触媒による排気ガスの還元装置についてちょっと紹介します。
DPF(DPD・DPR)ランプ
エンジンチェックランプ
ざっくり一言で言うと排気ガスの中に含まれているスス(PM)を捕らえるフィルターです。
当然、フィルターなのでそのままだと目詰まりを起こしますが、このPMというものは高速走行などにより
排気ガスの温度が500℃くらいになると燃焼して無くなります。
しかし、近場を配送して回るルート(ストップ&ゴー)だと高速走行をすることがないので
排気ガスの温度は上がりません。→フィルターが詰まりやすくなります。
フィルターが詰まったままだと排気ガスが排出されませんのでエンジンの内部圧力が極度に上がります。
その結果エンジン破損などの重大なトラブルにつながるため、安全対策としてエンジンチェックランプ点灯や
エンジン回転の抑制を行い、フィルターを掃除することが要求されるわけです。
そこでドライバーさんによる定期メンテナンスがDPF(DPD・DPR)再生操作というわけです。
ススの積もり具合をチェックすることと、
再生操作をマメに行う方が余計なトラブルに遭いません。
ちなみにエンジンチェックランプが点灯してしまうと、
サービス店舗にて触媒・フィルターを外してクリーニングしないといけません。
費用は安くても数万円かかりますし、時間も数時間から1日かかります。
是非取り扱い説明書に目を通すことをお勧めします。
http://www.isuzu.co.jp/cv/cs/mainte/21_1.html
http://www.hino-sales.com/ecology.html
http://www.mitsubishi-fuso.com/jp/lineup/truck/fighter/09/point/eco.html