今夜も、今も、ちがう女の子。


1週間前には別の女の子を愛でてらして、
今夜も。
こんなにも不誠実なことがあるんですよ。


わたしもあの子たちの一人で、
ペットでもない野良犬で、たまに餌をもらえるくらいなんだ、って。

見ているのも聞いているのもただ辛い。
でも見ていないのも聞いていないのも辛い。


一生わたしだけ見てくれるなんてありえない。
これも恋愛の一つなら報われない恋ってやつでしょうかね。

いやでも、ちょっと語弊があるかな。
「一生わたしだけを見てくれるなんてありえない。」=「報われない」
とも限らないし。
それにわたしを抱いているときだけは
あの方はわたしだけを見てくれている。
それだけで「報われている」って言えるから大丈夫なの。

苦しいのを承知だからその「報い」は大きい。
不誠実な分だけその苦しみも大きいんだけど。






それを知ったうえであの方を好きになって

あの方、「あの方のSM」を好きになったから
それを受け入れてしまった。


浮気者だとか視野が狭まるとか宗教じみてて危ないとか頭がおかしいとか
今更そういうことを言われてももう遅いんだよね。

とにかくわたしはもう
この状況がなんであれあの方の世界からもあの方からも
抜け出すことができない。
戻ることも、新しく進むこともできない。いろんな意味でね。




あの方は「そうなったならそうであるべき。そうあってしまえばいい。」とおっしゃってた。
こういう溺れ方もあるってこと。
溺れたままどんなに胃袋に汚水がたまってもそれを耐えることが
「報い」になりうる世界もあるんだと思う。
恐怖も何もなくて、ただ
あの方と「あの方のSM」に恍惚としてしまっただけ。



それだけで、もう全部が全部変わりかけてる。

もちろん分別は付けますよ。
分別の付け方もまた、変わっていくってことだけど。



あの方が評価してくれているならそれに応える意思も体現しなきゃいけない。

だからあの方の周りの女性は
すごく強くて綺麗なの。










っていうことを自分に言い聞かせて
男泣きする。

涙をふいちゃうと次の日まぶたが大変なことになる。

わたしの経験。





どんなに不誠実でも
その不誠実さが魅力的だから、もうしょうがない。


否定するくらいなら放っておいて。









て言うことをさらに言い聞かせて
シャワー浴びてきます。