さっきLINE飛んできた。
ユイ子から。
あいつからLINEなんて超絶めずらしい。
メールも電話もそうだけど、
わたしからしない限りユイからなんて今までなかったのに。
「あいたい」
「急にどしたの」
「朝ごはんなに?」
「豆乳スープ」
「あたしとどっちがおいしい?」
「ユイ」
「あっそ」
「wwwばかやろ」
「さいてい。」
「それでどうしたの?」
「モモの肌気持ちいいから。」
「ユイもね。」
「モモ、可愛くなっててびっくりしたの。」
「ユイはあいかわらず美人だよ。」
「会いたくなっただけ。」
「寂しいの?」
「うん、排卵日。」
「ばか。」「あたしももうすぐ。」
「抱かれた?」
「まだ。」
「いつ?」
「未定。」
「あたしの歯形、まだ残ってる?」
「あるよ。」
「今度はもっと深いの上げる。内出血じゃ済まないくらいの。」
「相変わらずだよね、そこ。可愛いよ。」
「うれしい?」
「それきくんだ。わかってるくせに。」
「仕返し。」「寝る」「おやすみ」
「おやすみ。」
ユイ子は美人で、
こいつ以上に綺麗な肌の女はみたことない。
きめが細かくて、もちもちしてる。
だから触っていてすごくきもちいいの。
バンビってかんじかな。見た目の印象。
それにしても、可愛いよね。
昔からそうなんだよね。
やきもちやくの。
ほんとばか。
わたしがお前を切るなんてありえない。
わかってるくせにつんつん、ってしてくるの。
わたしがそれを分かってるって知ってるから、あえて
ねえ、って。
全部わかってるから、わたしで遊んでるの。
こんなに可愛い女、ユイ子以外に知らない。
言っておくけどこの会話に
艶かしい雰囲気は全然ないよ。
わたしとユイ子の日常会話。
そもそもまともな会話もあんまりないんだけどね。
どこでもそうだけど
からだが触れていれば会話なんて必要ない。
車の中では手をつないでいればいいし
布団の中では抱き合っていればいい。
皮膚が触れあっていれば
言葉はただただ邪魔になるだけ。
ただの空気になれた時、
そのときだけは
ユイ子とわたしの世界があって
誰の干渉も受け付けない。
わたしもユイ子もどこか似てる。
あの方が言う「壊れてる」は
ユイ子にもきれいに当てはまりそう。
ただ死体が好きだってことじゃなくて、
どこか「壊れてる」の。
わたしと同じ「壊れてる」ユイ子と
「壊れてる」わたしを受け入れたあの方
あの方の最後のキスを恋しく思うきもちと
ユイ子の肌を愛しく思うきもちは
確かに違うベクトルで
確かに違う次元なんだけど
わたしの世界という意味では同じものに含まれる。
自身の世界における二つの異なったベクトルは
比べるべきものでもない、比べなきゃいけないものでもない、
比べていいものでもないんだけど、
それでもわたしの世界にあるものだから
どちらも大切でわたしにとっては愛しさも恋しさも同じ愛情。
ベクトルの違うふたりを違うベクトルで愛した時に、
わたしとユイ子だけだったあいまいでぼやけた世界に
あの方の絶対的な存在と、愛情と、信頼が溶けて一緒にまざったとき、
わたしの世界はどう変わってしまうんだろうって
ときめきみたいな不安、不安みたいなときめき
なんだろう。
期待じゃない。
心配?
んー
やっぱりときめきかな。
ときめきと、恐怖って感じ。
だって、わたしとユイ子の絆はあいまいで、でも絶対的。
そこに、あの方のさらに絶対な存在と愛情と信頼が入ってきて、
今の均衡がどうかわるんだろうって。
恐怖ってただの恐怖じゃなくて。
意味不明。
摩訶不思議。
ぞくぞくする。
こんな妄想久しぶり。
ユイ子のLINEからここまでいくなんて
現実逃避もいいところだね。
ユイ子から。
あいつからLINEなんて超絶めずらしい。
メールも電話もそうだけど、
わたしからしない限りユイからなんて今までなかったのに。
「あいたい」
「急にどしたの」
「朝ごはんなに?」
「豆乳スープ」
「あたしとどっちがおいしい?」
「ユイ」
「あっそ」
「wwwばかやろ」
「さいてい。」
「それでどうしたの?」
「モモの肌気持ちいいから。」
「ユイもね。」
「モモ、可愛くなっててびっくりしたの。」
「ユイはあいかわらず美人だよ。」
「会いたくなっただけ。」
「寂しいの?」
「うん、排卵日。」
「ばか。」「あたしももうすぐ。」
「抱かれた?」
「まだ。」
「いつ?」
「未定。」
「あたしの歯形、まだ残ってる?」
「あるよ。」
「今度はもっと深いの上げる。内出血じゃ済まないくらいの。」
「相変わらずだよね、そこ。可愛いよ。」
「うれしい?」
「それきくんだ。わかってるくせに。」
「仕返し。」「寝る」「おやすみ」
「おやすみ。」
ユイ子は美人で、
こいつ以上に綺麗な肌の女はみたことない。
きめが細かくて、もちもちしてる。
だから触っていてすごくきもちいいの。
バンビってかんじかな。見た目の印象。
それにしても、可愛いよね。
昔からそうなんだよね。
やきもちやくの。
ほんとばか。
わたしがお前を切るなんてありえない。
わかってるくせにつんつん、ってしてくるの。
わたしがそれを分かってるって知ってるから、あえて
ねえ、って。
全部わかってるから、わたしで遊んでるの。
こんなに可愛い女、ユイ子以外に知らない。
言っておくけどこの会話に
艶かしい雰囲気は全然ないよ。
わたしとユイ子の日常会話。
そもそもまともな会話もあんまりないんだけどね。
どこでもそうだけど
からだが触れていれば会話なんて必要ない。
車の中では手をつないでいればいいし
布団の中では抱き合っていればいい。
皮膚が触れあっていれば
言葉はただただ邪魔になるだけ。
ただの空気になれた時、
そのときだけは
ユイ子とわたしの世界があって
誰の干渉も受け付けない。
わたしもユイ子もどこか似てる。
あの方が言う「壊れてる」は
ユイ子にもきれいに当てはまりそう。
ただ死体が好きだってことじゃなくて、
どこか「壊れてる」の。
わたしと同じ「壊れてる」ユイ子と
「壊れてる」わたしを受け入れたあの方
あの方の最後のキスを恋しく思うきもちと
ユイ子の肌を愛しく思うきもちは
確かに違うベクトルで
確かに違う次元なんだけど
わたしの世界という意味では同じものに含まれる。
自身の世界における二つの異なったベクトルは
比べるべきものでもない、比べなきゃいけないものでもない、
比べていいものでもないんだけど、
それでもわたしの世界にあるものだから
どちらも大切でわたしにとっては愛しさも恋しさも同じ愛情。
ベクトルの違うふたりを違うベクトルで愛した時に、
わたしとユイ子だけだったあいまいでぼやけた世界に
あの方の絶対的な存在と、愛情と、信頼が溶けて一緒にまざったとき、
わたしの世界はどう変わってしまうんだろうって
ときめきみたいな不安、不安みたいなときめき
なんだろう。
期待じゃない。
心配?
んー
やっぱりときめきかな。
ときめきと、恐怖って感じ。
だって、わたしとユイ子の絆はあいまいで、でも絶対的。
そこに、あの方のさらに絶対な存在と愛情と信頼が入ってきて、
今の均衡がどうかわるんだろうって。
恐怖ってただの恐怖じゃなくて。
意味不明。
摩訶不思議。
ぞくぞくする。
こんな妄想久しぶり。
ユイ子のLINEからここまでいくなんて
現実逃避もいいところだね。
ユイさん へ
噛め 噛め おきいっきり噛め。
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