「お前の忠誠心は見ておくよ。」

「お前の横に俺がいると感じなさい。」




こんな言葉をかけていただくなんて。

わたしと話したりわたしを見守る時間に
寝る時間も、お風呂の時間も
何か趣味をなさる時間も費やしいていただいて
その上こんなふうに気を遣ってくれるなんて。





わたしがしていることは
普通にしてたらすごく孤独な気持ちになってしまうことだって
やってみてわかった。
孤独で、さみしくて、なにもない。っていう感じ。


それでもあの方から与えてもらったはじめてのことだったから
嬉しくてどうしてもやり遂げたくなって
そのこと自体に喜びを感じていて。


だけどその虚無感やら孤独感は心のどこかに感じてた。



わたしは基本的に笑わないしあんまり感情を表情に出せないんだけど
それでもあの方は
そのネガティブな気持ちを察してくれていたのかもしれない。
だからこんな言葉をかけてくださったの。


貴方がわたしの隣にいらっしゃるなら
孤独だとも何もないとも思えない。

むしろ満たされた気持ちになれます。




そうそう、


このシュシュね、わたしがあの方のおうちに
忘れて行ってから、

あの方がひきだしに１カ月保管していてくれてたやつなんだけど
なんか引き出しのにおいがしみついてて
あの方のお部屋のにおいもかすかにして、


つけててすごく安心する。

だから最近髪とか手首とか持ち物に
着けていくことが多い。
写真 (3)
























今日も手首につけて外に出て
変な勧誘（？）の男の人たちに話しかけられたときも
なんかこう

冷静でいられた。



なんだろ

不思議。



わたしの頭の中で
あの方のその言葉とこのシュシュが
勝手にリンクしてるんだと思うんだけど

日常にわたしだけがぽつんってしている感じがいつも抜けなかったのに

これ着けてるって思いだすと
すこしだけほっとできる。

安心して、なんかこうぽつんっていう感じがなくなる。



あの方の存在を思い出すと
わたしは孤独じゃないのかもしれないって思える。

安心して、冷静になれる。
素直になれそうな気がする。





ああもう


なんて感謝したらいいんだろう。

逆にわたしは、
あの方になにをして差し上げることができるんだろう。

いや

その前にすることがあって
まずはわたしは自分と向き合わなきゃいけない。
素直になって、自分を許して、認めて、心底理解してあげなくちゃ
そうしないとあの方と本当に向き合うなんてできない。

でも


わたしには時間がない。

本当に時間がない。
あと2か月で決断をしなくちゃいけない。

その決断次第で
2ヶ月後にはもしかしたらわたしはあの方との関係を
切らなくちゃいけなくなるかもしれない。






焦る。







お守りをにぎりしめつつ。