「シンガポール市民の忍耐も限界だ!」
インドネシア「スマトラ島」の山火事
風に乗ったその濛々たる煙は、シンガポールの都市を襲ったのである。
「スマトラ島からの煙霧に覆われたシンガポールの『大気汚染』指数は、過去最高の371を記録した(6月20日)」
同指数は、200を超えると「有害」、300で「危険」、400以上は「病人と高齢者の命にかかわる」とされている。現在の数値は、その400がすごそこまで迫っている。
こうした事態を受け、シンガポールの環境・水資源相は、インドネシア政府に「緊急かつ決定的な対応」を要求。
「シンガポール市民の忍耐も限界だ。怒り、苦しみ、憂慮している」と、ビビアン・バラクリシュナン環境・水資源相は述べる。
一方、批判を受けたインドネシア側は、即座に反論。
「シンガポールの振る舞いは『子供じみている』」
「山火事による煙害は、インドネシアが意図したものではなく、自然がもたらしたものだ」と苦言を呈する。
よほど腹に据えかねたのか、インドネシアは煙霧対策をめぐるシンガポールの財政支援も「少額なら不要」と跳ねつけた(強がった?)。