険しい表情で球場を引き揚げる榎田【拡大】
首位巨人を追う和田阪神。7月2日からの直接対決で用意したG倒の3本の矢に“ヒビ”が生じた。ウエスタン・ソフトバンク戦に調整登板した榎田が1回を1安打1四球無失点。18球を投げて緊急降板した。
榎田は「(マウンドが)けっこう滑ったんで。久保(2軍チーフ投手コーチ)さんも『やめとこうか』と考慮してくれた。この時期に無理する必要はないと思うので」と説明したが、当初は80~100球を投げる予定だった。二回からは白仁田がマウンドへ。緊急事態が発生したのは一目瞭然だった。
2軍からの報告を受けた和田監督は「ちょっと違和感ということ」と説明。中西投手コーチは「(左)ひじに違和感があるという報告だった。だけど、握力もしっかりしているし問題ないと思う」と明かした。今後については、28日の状態をチェックしてから判断されることになったが、状況しだいでは当初の計画に狂いが生じる可能性が出てきた。
本来なら、巨人3連戦の初戦に能見が登板し、榎田、スタンリッジの順で行く予定だった。登録抹消中の榎田は、この日の2軍戦で調整登板し、中5日で同3日のG戦に臨む流れだった。
榎田は「準備自体は出来ている」と万全を強調したが、中西コーチは「最悪も想定? それが仕事やからな」と“代役”を立てることも示唆した。その最右翼は、高卒4年目の秋山だ。2軍で結果を残した若虎は、前日26日の中日戦(金沢)が雨天中止となり、予定されていた29日の広島戦の先発が流れた。
この日、28日からのウエスタン・広島戦(由宇)に備えて2軍は移動したが、参加予定だった秋山はメンバーから外れた。榎田の左ひじの状態が重症だった場合に備えての措置。左腕の状態が気がかりだ。
(紙面から)