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弘南鉄道社長「大鰐線を廃止」
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船越社長が廃止に言及した弘南鉄道大鰐線=27日午後7時半ごろ、弘前市の中央弘前駅 |
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弘南鉄道(本社平川市)の船越弘造社長は27日、第102期定時株主総会のあいさつで、利用者減少が続く大鰐線(中央弘前−大鰐間13.9キロ)について2017年3月末で廃止する方針を示した。大鰐線の廃止は、今回の株主総会の議案に盛り込まれておらず、同社としての方針も打ち出していないが、社長が対外的に具体的な廃止時期を明示したのは初めて。
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株主総会は平川市の津軽みらい農協会館で開かれた。同社によると、船越社長は冒頭のあいさつで、職員の人件費抑制など賃金面で苦しい思いをさせているにもかかわらず、大鰐線が慢性的な赤字に陥っている現状を示した上で「17年3月31日で大鰐線を廃止する方向で考えている」と述べたという。出席者から、廃止方針に関する質問は出なかった。
大鰐線の利用者数は1974年度の約389万8千人をピークに、2012年度はピーク時の14.8%の約57万6千人に減少。同社によると、同路線の経常損益も1970年に弘前電気鉄道から経営権の譲渡を受けた当初から赤字が続いており、これに引きずられ、会社全体の経常損益に影響を及ぼしている。
同社の営業報告書によると、2012年度の経常損益は約831万円の赤字で、赤字は2期連続。弘南線(弘前−黒石間16.8キロ)の12年度の利用者数は11年度比0.1%増の約134万9千人。
船越社長は大鰐線について、10年に沿線の市町村などでつくる同鉄道活性化支援協議会で「経営者としてこれ以上、(補助金で)自治体に負担を強いるのは心苦しい」などと述べ、営業断念を視野に入れていることを示唆していた。
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