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【3】芸能マネージャーが選ぶ”本当に働きたい”芸能プロ

芸能マネージャー「バーニングは防弾チョッキ必須!?」

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2012.07.08

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C 老舗プロといえば、中山秀征、ネプチューンらが所属するナベプロ(ワタナベエンターテインメント)も嫌い。ナベプロを辞めたある社員は、渡辺ミキ社長から「1年間はこの業界で働くな」ってキツく注意されたらしいよ。さらに1年後、別の事務所に入社するときは、必ず社長に報告して筋を通せと。それでも社長が裏で「入社させるな」なんて手を回すこともあるとか。そこまでするのは、自社のノウハウや情報がバレるのがイヤだから。自分のところだって他社から経験者を引き抜いてきているのに、ひどい話だよ。

E 僕が新卒でナベプロを受けた時、「新入社員は3年間は契約社員」と言われて驚いた。3年も正社員になれないなんて......と、受けるのを辞めたよ。

D 最大手だって100人かそこらの規模の会社がせいぜいのこの業界で、新卒をバンバン採用しているってことは、それだけ辞めていく人も多いということ。有名プロ、老舗プロだから働きやすいってわけでもないんだよね。

B 企業として魅力があるのは、福山雅治や上野樹里らが所属するアミューズだな。現場にちゃんと権限があって、社員が楽しそうに仕事していて、やり手のマネージャーも多い。芸能班と音楽班などの垣根もなく異動があるところも、いろんな業界の人と知り合えていい刺激になるはず。三浦春馬、佐藤健、吉高由里子、flumpool、Perfumeら若手が活躍している点も、イメージがいいよね。

C 事務所の規模にかかわらず、社長の性格が雰囲気を左右すると思うな。マネージャーに自由に任せるところもあれば、社長がすべてを抱えて「俺の意に添わない」なんて口出してきて、担当が一度決めた仕事を後から断らせるところもある。本来、社長はマネージャーをマネジメントしなきゃいけないのに、タレントをマネジメントしようとするから齟齬が出てしまう。そういう意味では、アミューズは会社としてきちんと組織化されててよさそう。

A 和田アキ子や綾瀬はるかなんかがいるホリプロも、昔から"会社っぽい"。福利厚生もしっかりしてるし。同グループで向井理らが所属しているホリエージェンシー含め、担当マネージャーがやりたいようにやらせてくれるそうだよ。ただ、ホリプロ本体は、規模が大きすぎるせいか、担当替えが多すぎ。しょっちゅうチーフマネージャーが入れ替わるから、タレントをじっくり育てるという感じじゃない。

D "会社っぽい"というのは、上場していたからかな。ホリプロは1989年に店頭公開、02年から東証1部に上場。しかし、11年12月にMBO(経営陣による自社買収)により上場を廃止したね。理由は、株価が安くなりすぎてどこに買収されるかわからないので、危険だと判断したからだといわれてる。吉本興業も、終戦直後の49年に芸能プロとして初めて上場したけど、10年に上場廃止。元最高顧問・中田カウスの襲撃事件などが起きて、パブリックカンパニーとして維持できないと考えたんでしょう。

コワモテなエイベックスはタレントの"タニマチ"感覚

E 現在、芸能プロで上場しているのは、エイベックスとアミューズだけ。エイベックスは、あくまでレコード会社としてアーティストを抱えてるだけで、「芸能プロダクション」というイメージはないなあ。

D 音楽系ビジネスの拡大が頭打ちなので、俳優やタレントを集めてきただけだね。過去には大竹しのぶや押尾学、現在は小雪らが所属しているけど、ほとんどは業務提携という形を取っていて、エイベックスにはあまり金は入ってこない。かといって単なる広告塔としてもうまくいかず、迷走している感がある。一番の看板タレントは、沢尻エリカじゃない?(笑)

C 沢尻にしても、エイベックスのかかわり方は「マネジメント」ではなく、単なる仲介の「エージェント」というか「タニマチ」感覚らしいよ。沢尻が脱ぐか脱がないかで話題となっている映画『ヘルタースケルター』だって、そうした脱ぐ脱がないの判断は、完全に沢尻に委ねられているそうだから。

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