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【大相撲】

稀勢の里が充実の出稽古

2013年6月28日 紙面から

出げいこで豪栄道(右)と汗を流す稀勢の里=愛知県扶桑町の境川部屋宿舎

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 名古屋場所(7月7日初日、愛知県体育館・中日新聞社共催)で初優勝と綱とりを目指す大関稀勢の里(26)=鳴戸=が27日、夏場所前に解禁した出稽古を今場所も敢行した。

 愛知県扶桑町の境川部屋で、豪栄道と妙義龍の両関脇を相手に26番で15勝11敗。豪栄道とは20番連続で取って11勝9敗とほぼ互角だった。師匠の鳴戸親方(元幕内隆の鶴)が「立ち合いで妙義龍にも豪栄道にも負けていた」と指摘したように、立ち合いからもろ差しを許し、一気に攻め込まれる場面が何度もあった。

 だが、大関は「それが稽古なんだ」というように充実した表情。「勝ち負けはどうこうじゃないですから。星勘定は面白くないけど、内容ある稽古で納得している。稽古場だから、勝つこともいいけど内容」と不安に感じてはいない。「徐々に体が対応していくと思う。続けていきたい」と前向きだ。

 28日も境川部屋へ出向き、初体験の2日連続出稽古を行う予定。来週には新たに春日野部屋への出稽古も視野に入れている。出稽古を増やすことで、さらなる進化を目指していく。目先の白星にこだわらない。師匠が言う「自分を主張できる相撲」で名古屋場所を沸かせるために。 (岸本隆)

 

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