茶畑の敷き草にするススキなどの採草地「茶草場(ちゃぐさば)」を活用した伝統農法が「静岡の茶草場」として、世界農業遺産に認定されたことを受け、島田市お茶の郷博物館=同市金谷富士見町=で二十九日午後一時半から、「『静岡の茶草場農法』フォーラム」が開催される。入場無料。
認定地域を抱える掛川や島田、菊川、牧之原の四市と川根本町でつくる同遺産推進協議会(事務局・掛川市農林課)が主催。伝統農法についての情報を共有し、地域全体が一丸となって農法を継承、推進していくために企画した。
フォーラムでは、茶草場の重要性に着目し、遺産認定のきっかけをつくった県農林技術研究所上席研究員の稲垣栄洋さんの講演のほか、農家や環境保全団体、観光協会などの関係者らによる公開討論がある。
問い合わせは、事務局=電0537(21)1147=へ。
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