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【プロ野球】

楽天 開幕65戦目左腕初白星 36歳川井が今季初登板初先発

2013年6月28日 紙面から

6回を1失点と好投し、今季初勝利を挙げた楽天・川井=県営大宮

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◇楽天10−1西武

 楽天が15安打で大勝。1回に島内の適時打などで2点を先制。2、3回に計3点を挙げ、9回は岩崎の3点二塁打などで5点を加えた。今季初登板の川井は約1年ぶりの白星。西武は涌井が乱調だった。

     ◇

 毎年、この男の力が必要になる。楽天の川井が今季初登板、初先発で6イニング1失点の好投。白星をつかんだ。「今季初のマウンドだったので、試合前に(捕手の)嶋にやりたいことを伝えて、しっかりリードしてくれた。的を絞らせないよう心がけていこう、と。そのリードに応えることができて良かった」と達成感をにじませた。

 36歳のベテランは、今年も健在だ。安打を打たれても、動じない。打たせて取る投球で、西武打線を封じた。打たれたのは2回のスピリーの一発のみ。惜敗した前夜、星野監督が「あしたはボブ(川井の愛称)がやってくれるやろ」と期待を寄せた左腕が、それに応えてみせた。

 チームは今季65試合目にして初めて左腕の先発となった。塩見、辛島の開幕前の負傷離脱によって右投手しかいないという異常事態だったが、この日、その不名誉な記録も止まった。

 近年は毎年のようにキャンプ2軍スタート。5、6月、投手に疲れが出てくる時期に昇格し、ローテに入る。ケガ人が増えてくると、口癖のように「ボブがおるやないか!」と言う星野監督は川井の好投に「困ったときのボブだよ。右打者の外への変化球が良かった」と褒めた。ケガ人だらけの投手陣。若くはない夏男が、救世主になるかもしれない。

 

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