心臓ペースメーカー:車の急速充電器に注意 誤作動の恐れ
毎日新聞 2013年06月26日 19時38分(最終更新 06月26日 19時47分)
電気自動車やプラグインハイブリッド車の急速充電器が出す電磁波で、植え込み型心臓ペースメーカーが誤作動する恐れがあるとして、厚生労働省は26日、ペースメーカーの利用者に急速充電器を使わないよう注意を呼びかけたと発表した。
厚労省によると、業界団体が実施した試験で、除細動機能のないペースメーカーをガソリンスタンドや高速道路のサービスエリアにある急速充電器に近づけたところ、53センチまでの距離で一時停止やペースが乱れるなどの影響が出た。家庭用充電器でも12.5センチまでの距離で影響が確認され、充電中は充電器に密着するような姿勢をとらないよう求めた。実際の被害の報告はないという。【桐野耕一】