米コナグラ第4四半期、一時項目除く1株利益が予想上回る
[27日 ロイター] - 米食品会社コナグラ・フーズ(CAG.N: 株価, 企業情報, レポート)は27日、第4・四半期(5月26日終了)決算で一時項目を除く1株利益が市場予想を小幅上回った。今年初めに完了した買収によってコスト削減効果が高まるとし、長期の業績見通しを上方修正した。
純利益は1億9220万ドル(1株当たり0.45ドル)と、前年同期の8620万ドル(同0.21ドル)の純損失から黒字に転じた。
一時項目を除いた1株利益は0.60ドル。トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想平均の0.59ドルを辛うじて上回った。
純売上高は34%増の45億9000万ドルで、アナリスト予想の46億ドルをわずかに下回った。
1月に完了したプライベートブランド(PB)食品生産のラルコープ・ホールディングスRAH.N買収に伴うコスト削減効果については、2017年度末までに年間3億ドルの削減が見込めるとし、従来見通しの2億2500万ドルから引き上げた。
今四半期は、夏の新製品投入によるマーケティングコストがかさみ、利益は横ばいになると予想。通年の利益見通しは1株当たり2.40ドルと、アナリストの予想平均の2.48ドルを下回った。
一方、長期見通しについては、年間利益の伸び率を従来の6―8%から7―9%に、年間売上高の伸び率を3%から3―4%にそれぞれ引き上げた。
同社の株価は中盤時点で前日比約5.5%高で推移している。
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