アトランタ連銀総裁:市場はFRB議長の発言を誤解
6月27日(ブルームバーグ):アトランタ連銀のロックハート総裁はバーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長が年内に金融緩和策を縮小させる可能性があると発言したことに対して、投資家は過剰に反応した可能性があると述べた。
ロックハート総裁は27日、ジョージア州マリエッタで講演、「金融市場はこのところ不安定になっている」と指摘、バーナンキ議長の発言を受けた「さまざまな解釈」を反映しているのかもしれないと続けた。
同総裁は、たばこをやめようと努力する喫煙者になぞらえて、「バーナンキ議長は禁煙パッチを柔軟に使おうと話したのに対して、一部の市場関係者は議長が直ちに禁煙すると述べたかのように受け止めた」と説明した。
ロックハート総裁は、「個人的な見解では議長の発言は金融政策に大きな変化をもたらすものではない」と述べ、「極めて低水準にある政策金利は資産購入終了後もしばらくの間は維持されると考えている。つまり金融政策は今後も極めて緩和的だろう」と述べた。
原題:Fed’s Lockhart Says Markets May Have Misread BernankeMessage(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:Atlanta Steve Matthews smatthews@bloomberg.net
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更新日時: 2013/06/28 03:47 JSTニュース一覧
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