NHK広島県のニュース　広島放送局

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球場跡地 予算修正案提出へ

旧広島市民球場跡地の活用策の検討費用を盛り込んだ広島市の６月補正予算案が２６日の市議会の建設委員会で否決されたことを受けて、広島市議会最大会派の「自民党・保守クラブ」は、検討費用の一部を削除するとした予算の修正案を、２８日までに市議会に提出することになりました。
広島市は、旧広島市民球場の跡地を「緑地広場」や「文化芸術」などのエリアとして整備する活用方針をことし３月にとりまとめたことを受けて、６月補正予算案に活用策の検討費用として８７０万円を盛り込んでいます。
しかし、この費用について、２６日に開かれた市議会の建設委員会で、「球場跡地はサッカー専用スタジアムの建設について検討する協議会で新たなスタジアムの建設候補地の１つとしても検討が進められており、活用策の検討を拙速に進めるべきではない」といった意見が出され、予算案が否決される異例の事態となっていました。こうした中、広島市議会最大会派の「自民党・保守クラブ」は、活用策の検討費用は、スタジアムの検討協議会での議論が進んだ段階で計上すべきだとして、８７０万円の検討費用のうち、施設規模や概算事業費、絵図面などの検討に使われる６０３万円を削除するとした予算の修正案を、２８日までに市議会に提出することになりました。
この修正案は、６月定例市議会最終日の２８日の本会議で採決が行われる見通しですが、議会内では、修正案への同調に反対する意見もあり、可決するかどうかをめぐって駆け引きが続いています。

06月27日　20時38分

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