パウエルFRB理事:年内に資産購入縮小の可能性-統計次第
6月27日(ブルームバーグ):パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)理事は、経済成長を維持できれば年内に資産購入を縮小する可能性があると述べ、その時期は暦ではなく経済統計によって決まると指摘した。
パウエル理事は27日、ワシントンで講演。原稿によると景気が弱くなれば「債券購入を縮小する前に様子見するか、債券購入を拡大する可能性すらある」と指摘した上で、当局者の予想以上に経済成長が加速した場合には「ある程度早急に縮小させる可能性もある」と述べた。
同理事は、「日程よりも経済統計の重要性を強調したい」と述べ、「ほぼ確実に言って現在の資産購入ペースは当分続くだろう」と言明した。さらに「資産購入プログラムは引き続き経済活動に重要な支援を提供するものだ」と続けた。
原題:Fed’s Powell Sees Scaling Back Asset Purchases Later ThisYear(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Jeff Kearns jkearns3@bloomberg.net
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更新日時: 2013/06/28 01:12 JSTニュース一覧
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