:2013/06/27 (木) 14:47
27日の東京市場のドル円は97円台後半で小幅上下動。朝方は昨晩のNY市場の流れを引き継いで堅調地合いで始まり97.85近辺まで上昇したが、高く始まった日経平均株価が伸び悩むと仲値公示直前には97.58近辺まで売られた。その後、中国株が反発して始まり日経平均株価が上値を伸ばすと、ドル円は値を取り戻している。午後に入って日経平均株価は上げ幅を一時360円超に広げているが、ドル円は97.70台を中心に小動きの展開となっている。四半期末で取引を手控える向きが多かった。
注目の中国市場が落ち着きを見せていることでドル円には買い安心感があるものの、積極的に買っていく材料もなく、上値は限定的だ。一目均衡表の雲の下限が98.16近辺で推移しており、本日終値で抜けられるかが注目される。
ユーロドルやポンドドル、豪ドル/ドルはじりじり上昇した。昨晩の下落の反動やアジア株式が堅調なことで支えられている。朝方、予想より少なかったニュージーランド貿易黒字額を受けてNZドルは売りが先行したものの、その後は上昇に転じている。