NY金:続落、米経済指標が予想上回る-引け後1200ドル割れ
6月27日(ブルームバーグ):ニューヨーク金先物相場は4日続落。引け後には一時オンス当り1200ドルを割り込み、2年10カ月ぶりの安値となった。米経済指標が市場予想を上回ったことを背景に、金売りが続いた。
5月の米個人消費は増加したほか、中古住宅販売成約指数は約6年ぶりの高水準に上昇。新規失業保険申請件数は減少した。金に裏付けされた上場取引型金融商品(ETP)としては世界最大の「SPDRゴールド・トラスト」を通じた投資家の金保有量は今年に入って28%減少し、2009年2月以来の低水準となっている。
インテグレーテッド・ブローカレッジ・サービシズ(シカゴ)のヘッドディーラー、フランク・マギー氏は電話インタビューで、「もはや誰も金の保有を望んでいない」と指摘。「大量の手仕舞い売りで、下げが続いている。米経済に関するニュースは支えになっていない」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物8月限は前日比1.5%安の1オンス=1211.60ドルで終了。引け後には一時1196.10ドルと、2010年8月以来の安値をつけた。
原題:Gold Falls Below $1,200 to 34-Month Low on U.S. EconomicData(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Debarati Roy droy5@bloomberg.net;ニューヨーク Millie Munshi mmunshi@bloomberg.net
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更新日時: 2013/06/28 04:02 JSTニュース一覧
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